サーフィンと釣りとコンビファブの素敵な関係
サーファーと釣り人の人気を集める山形県湯野浜海岸。ここにあるコンビファブでは、名物オーナーのAさんが、ユーザー好みのサーフボードやルアーをつくってくれます。 記事を読む
山形県米沢市S町のコンビニエンスストアがリニューアルオープンしました。従来のコンビニとの大きな違いは、「あなた好みの製品」をその場でつくってくれる「コンビファブ2050」が日本で初めて設置されたことです。
コンビファブ2050のメインの装置は、プラスチック、ゲル、金属の3Dプリンタで、スマートウォッチ、イヤホン、スポーツシューズ、釣り用品、おもちゃなどを、自分好みの色、形、スペックでつくってもらうことができます。
注文は、事前にスマホのアプリから行えるほか、コンビファブ2050の操作パネルから行うこともできます。注文を受ける「コンシェルジュ」が、注文者の思いを聞き取り、過去の経験と最新の情報に基づいて最適な要素技術を手配します。コンシェルジュを務めるのも、要素技術を提供するのも、その道のスペシャリスト。スペシャリストの暗黙知を備えたAIのこともあります。世界のどこかにいるスペシャリストがジョブ型で参加しているため、いつ注文してもスピーディーに対応してくれます。
コンビファブ2050では、コンシェルジュからの指示に基づき、要素技術を組み合わせて注文品を製造。事前に注文しておけば、買い物のついでに受け取ることができます。操作パネルで注文した場合も、コーヒーを飲んでいる間に注文品ができあがります。ただし、半導体素子などの量産品が必要な場合は、ドローンで近隣の工場から調達するので、少し時間がかかる場合もあるそうです。
このコンビニは、「地産地消」の拠点となることも目指しています。例えば、3Dプリンタで用いる材料は、地元で生産された農作物の残材(トウモロコシの芯、稲藁など)から製造しています。また、豊作で余った野菜などを粉末にした食材を使い、フードプリンタで、一人ひとりに合ったメニューをつくるというサービスも展開。食品ロスの低減と健康的な食事を同時に実現できる「食」の拠点となります。
ものづくりと、地産地消の新しい形を体験できるコンビニ。一度行ってみてはいかがでしょうか。
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