衣類のエコにコンビファブが貢献
服が着られなくなる大きな原因として、ほつれや黄ばみなどによる服の劣化があります。山形大学では、コンビファブを使ってこの問題を解決する「デジタルかけはぎ技術」を開発しました。 記事を読む
文部科学省の方針により、3Dプリンタが全国の中学校や高等学校に1校1台設置されたのは、2030年のことです。以来、教育現場では3Dプリンタがさかんに利用されるようになり、現在では、3Dプリンタがずらりと並んだ、「3Dプリンタ室」が設置されている学校も珍しくありません。
こうした中、文部科学省は山形県K町のD中学校に、コンビファブを導入しました。K町は、「パーソナライズドものづくり特区」に指定されており、その一環として、中学生にも、3Dプリンタだけでは実現できないようなものづくりに取り組んでもらうのがねらいです。
とはいっても、コンビファブを使いこなすには様々な知識が要求されるため、週に2回、山形大学の先生たちが指導にあたります。
コンビファブでは、従来の3Dプリンタよりずっと大きく複雑な形状のものがつくれ、センサーや電極なども組み込むことができます。中学生たちからは「おもしろい形でおもしろい音が出るギターをつくりたい」「服の表面を全部ディスプレイにしてみたい」「自分が乗れる車をつくりたい」など、すでにいろいろなアイデアが出ています。D中学校のM先生は、「まずは、アイデアをプレゼンしてもらい、生徒間で意見を出し合い、山形大学の先生方のアドバイスもいただいて何をつくるかを決めていきたい」と、科目の枠組みを超えたコンビファブの使い方を想定しています。
コンビファブの特徴は、データを送れば、遠隔地でも同じものをつくれることです。この利点を生かし、文部科学省では、全国に散らばるコンビファブ導入校の間で「ものづくりコンテスト」を開催することも計画中です。
中学校へのコンビファブの導入には、次世代のものづくり技術者を育てるというねらいもあります。また、教育面では、グループでものづくりに取り組むことで、コミュニケーション能力やリーダーシップが向上し、チームワークの大切さを実感できるという効果も期待されています。
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